難波周辺の歴史的建築物などを公開-「オープンアーキテクチャー」の一環で

南海ターミナルビルに昨年10月オープンした「なんばガレリア」を見学

南海ターミナルビルに昨年10月オープンした「なんばガレリア」を見学

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 歴史的な建造物や日ごろ中に入ることができない建築物などを公開するイベント「open! architecture(オープン アーキテクチャー)2010」が5月21日から始まり、6月9日、「難波めぐり・難波周辺コース」が行われた。

なんばパークスに残る大阪球場のホームベース跡

 2011年9月に世界各国の建築関係者1万人が東京に集まる「UIA(国際建築家連合) 2011東京大会」の関連事業として2008年から毎年行われている同イベントは今年で3回目。あまり知られていなかった建築物や地域の魅力を再認識し、文化的遺産や都市スペースの有効的な活用を行うことなどを目的に、東京のほか横浜、軽井沢、大阪で延べ80回の見学イベントが行われている。

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 大阪エリアでは「建築を見ると 大阪がもっと好きになる」をテーマに、南海なんば駅の「南海ターミナルビル」と複合商業施設「なんばパークス」を見学する「難波めぐり・難波周辺コース」、東洋一と言われアール・デコ装飾など創建当時の華やかなデパート文化を今に伝える「高島屋東別館コース」、船場・本町周辺に点在するレトロモダン建築を見学する「大阪レトロモダン建築を訪ねてコース」の3コースを設定。

 9日に行われた「難波めぐり・難波周辺コース」では、高島屋大阪店前に集合した参加者を前に、オープンアーキテクチャー実行委員会の山田奈津美さんが「芸能、文化、演劇などの文化をはぐくみ、大阪の近代化の中心であるミナミを紹介したかった」とあいさつ。南海ターミナルビルの装飾や秘話などを南海電鉄の社員とともに解説した後、昨年10月オープンした「なんばガレリア」(ロケット広場跡)、ショッピングモール「なんばCITY」、複合商業施設「なんばパークス」などを案内した。

 なんばパークスができる前に存在した「大阪球場」にはスケートリンク、卓球場、ボーリング場のほかカルチャー教室などが入居する複合商業施設だったこと、なんばパークスはグランドキャニオンをモチーフに設計したこと、なんば駅周辺を南海電鉄が1社単独で開発していることで、経済合理性だけを追求しない街づくりができることなどを説明、参加者はメモを取るなどして熱心に耳を傾けた。