高島屋大阪店(大阪市中央区難波5、TEL 06-6631-1101)7階の催会場で5月20日、「高島屋日本酒祭」が始まった。
初の開催となる同イベントは、震災を機に始まった東北の日本酒支援などをきっかけに、日本酒ファンが増えたことや、蔵元の世代交代が進んでいる背景から、全国の日本酒蔵を応援したいという思いから企画した。
会場では、全国47都道府県の約150蔵・約730種類の純米酒を中心とする日本酒を用意するほか、蔵元おすすめのさかなを約200種類販売。入り口で渡されるおちょこを片手に、会場内で指定された「学校蔵」や「幻の瀧」など約500種類の日本酒を無料試飲することも可能。蔵人(くろうど)が直接直接販売する蔵元も。
会場奥には、全長約35メートルで約100人が立ち飲み可能のバーカウンターも設置。取り扱いが難しい希少蔵の「日置桜」や「旭若松」などの日本酒約50種類や、蔵元公認のレシピで作る女性向けの日本酒カクテル約8種類を、大阪・北浜の日本酒バー「ニュー日本酒うさぎ」の協力の下、1杯324円から提供する。
期間中は、酒販店やフードコラムニスト、料理研究家らが30本のトークイベントなどを開催。23日・24日には「ミクロムスfrom赤犬」などによるライブ「愛酒でいと in OSAKA TAKASHIMAYA」を行う。外国人に「日本酒の文化性や新しさ」を堪能してほしいという思いから同時通訳で外国語対応のイベントも。
広報の永井清女さんは「百貨店では珍しい日本酒に特化したイベント。地元から来てくれている蔵元さんとの対話をしながら日本酒を楽しんでいただければ」と話す。
開催時間は10時~20時(最終日は17時閉場)。25日まで。