なんばの地下街「なんばウォーク」内クジラパークで2月10日、「縁結びなんばワン神社」の完成セレモニーが行われた。
お菓子で作られた「縁結びなんばワン神社」は、同地下街のバレンタイン企画の一環。パティシエを目指す大阪調理製菓専門学校(泉大津市)の学生約40人が手掛けた。鳥居や神社(社殿)のほか、今年は、恋のパワースポットで有名な京都・地主神社の協力を得て、良縁巡りのスポット「恋占いの石」「水かけ地蔵」「撫(な)で大国さん」をお菓子で再現。パーツの準備を昨年10月から進め、現地では8日から組み立てを行っていた。
使った材料は、チョコレート約20キロ、クッキー約3400枚のほか、マドレーヌ、ガレット、フィナンシェ、食パン、バウムクーヘン、グリッシーニなど。鳥居の高さは2.7メートル、社殿は高さ2メートル、幅3メートル、奥行き1.8メートルの巨大サイズ。10日に行われたセレモニーでは、学生と「なんばワン」らが参加。縁結び神社の鳥居看板の除幕後、学生たちが参拝した。
制作に携わった製菓総合本科2年生の中山祥吾さんは「作ったことのない規模だったので、材料の管理が大変だった。今年はフォトスポットもあるので、SNSなどでも広まるとうれしい」と話す。
11日からは、地主神社へ奉納して恋愛成就を祈願する「なんばワン絵馬」(先着1日800枚)と「なんばワン縁みくじ」(先着1日2000枚)も配布する。
お菓子の縁結び神社は今月14日まで展示。