「ホテルロイヤルクラシック大阪」(大阪市中央区難波4)が12月1日、大阪ミナミの新歌舞伎座跡地にオープンする。7月1日からホームページで宿泊予約の受け付けを開始する。
冠婚葬祭大手ベルコ(兵庫県西宮市)の子会社であるロイヤルクラシック(大阪市中央区)の運営。1958(昭和33)年に完工し、建物の老朽化などから2009(平成21)年に閉館した「新歌舞伎座」の跡地に建設したホテルで、設計は世界的建築家・隈研吾さんが担当した。地下1階、地上19階で、コンセプトは「時を、つなぐ。」。低層部に新歌舞伎座のアイコンとも言える「唐破風(からはふ)」と呼ばれる屋根の意匠を継承し復元する一方で、高層部にはアルミフィンを複数重ねたユニークなものとなる。敷地面積は2242平方メートル、延べ床面積は2万6492平方メートル。
客室は12~19階に150室(ダブル=30室、ツイン=111室、スイート=9室)を備える。高さに変化のある天井が特徴で、屋根を感じられる独自のデザインで、独立した個別の家屋にいるような雰囲気になるという。1室料金は、ダブル=3万1,000円~、ツイン=3万7,000円~、スイート=12万円~。
レストランは、御堂筋に面した1階にオープンカフェ、2階に106席のビュッフェレストラン「ユラユラ」とカフェラウンジ「コアガリ」、11階に宿泊者限定の朝食レストラン「ハフ」、ホテル最上階の20階に眺望が楽しめるバーラウンジ「雲 ~KUMO~」を出店する。
宴会場は、100人~500人が収容できる大規模なものを5室、3階~9階に各フロア1室ずつ設けるほか、5階に10人から利用できる小宴会場を5室、20階に60人用のスカイバンケットを1室設ける。チャペルは6階と20階に2カ所設ける。
大阪メトロなんば駅12番出口と、地下2階で直結する。