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アメ村でNY・東北・大阪を結ぶ企画展-アーティストサロン4周年で

写真撮影をしたアートディレクターの本多裕也さん

写真撮影をしたアートディレクターの本多裕也さん

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 アメリカ村のアーティストサロン「阪神高速ミナミ交流プラザ Loop A(ループ エー)」(大阪市西区南堀江1)で9月3日、同サロン開設4周年を記念した企画展「Global Virgin Gallery(グローバル バージン ギャラリー)」の第1弾が始まった。

9月3日~16日開催の「Tile for peace from NY」

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 コンセプトは「1+1=smile」。「東日本大震災(3.11)とニューヨークでの同時多発テロ事件(9.11)の共通項『11』から、人(1)と人(1)が力を合わせて笑顔を生み出す」(Tobira企画の洪優歌さん)との意味を込め、ニューヨーク・東北と大阪を結ぶために企画した。展示実績のほとんどないアーティストや海外を含む学生の作品を中心に展示する。

 第1弾は、展示期間を3回に分ける予定で、第1回の9月3日~16日のテーマは「Tile for peace from NY」。ニューヨークの同時多発テロ以降、ニューヨーク消防署駐車場のフェンスに飾られている、現地を訪れる人々が平和への願いを書いた「タイルアート」を1枚ずつ写真に収めたものを飾る。撮影したのはアートディレクターの本多裕也さんで、今回は約550枚を展示するほか、現地に飾られていた「タイルアート」の現物も展示する。

 本多さんは「現地のタイルは野外にあるので、雨や風などで少しずつ破損していく。事件を風化させないためにも、記録して残しておこうと写真を撮った。アートを通じて日本とニューヨークをつなげたい」と話す。

 第2回の9月17日~23日は、「星にねがいを~静かで優しく、そして強き星に~」と題して、東日本大震災で被災した少女への思いを込め、寝屋川高校定時制過程の生徒が制作したアート作品3点を展示する。作品は、畳3~4枚分の大きさで、制作費を抑えるためチラシを使った貼り絵。

 第3回の9月24日~10月7日は、「『11』Children’s Art」がテーマ。東日本大震災の被災者への鎮魂の意味を込め、ニューヨークの子どもたちが描いた作品を展示する。作品は、手すき和紙に子どもたちが自由に「夢と希望」をテーマに描いたもので、日本国内の小学校でも展示された。

 開館時間は12時~19時。入場無料。

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