涼しげな音色の「火箸風鈴」-高島屋大阪店の中元イベントで演奏

お中元ギフトセンターで演奏を行う萱谷亮一さん夫妻。

お中元ギフトセンターで演奏を行う萱谷亮一さん夫妻。

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 高島屋大阪店(大阪市中央区難波5、TEL 06-6631-1101)7階の「お中元ギフトセンター」で6月25日、中元イベントとして「火箸風鈴 明潤琴」の演奏が行われた。

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 「火箸風鈴」は、兵庫・姫路市に工房を構える「明珍火箸」52代目の明珍宗理(みょうちんむねみち)さんが、鉄を火に入れ槌で打ち続ける中、火ばしが触れ合うことによって出る音にヒントを得て考案した風鈴。澄んだ音色と長い余韻で知られ、ソニーのマイクの音質検査をはじめ、映画「武士の一分」の効果音として使われたほか、パリコレでの「イッセイ ミヤケ」のショーでも起用された。

 同店が提案する中元特集「涼の記憶」にともなう同イベントでは、音色に魅了されたというパーカッション奏者の萱谷亮一(かやたにりょういち)さん夫妻が、明珍火箸を使った創作楽器「明潤琴」や火箸風鈴、マリンバを演奏。ゲストに登場した明珍さんが、楽器を考案したきっかけや音色の特徴などを説明した。店内には涼しげな音色が響き渡り、来店客らは演奏に聴き入っている様子だった。

 同店では「火箸風鈴」の音色を1日数回BGMとして流している。「地球環境対策の一環として、高島屋18店舗ではこの夏冷房を弱めに設定している。店内に流れる風鈴の音色で、耳から『涼』を感じていただければ」(広報担当の富岡誠さん)。今後ピークを迎える中元商戦に向け、5月21日より設けられたギフトセンターでは、ビール、そうめん、洋菓子など定番商品のほか、昨年好評だったという「少量パック」、生産者の顔が見える「人と地球にやさしいギフト」など顧客の声をもとにした商品展開で他店との差別化を目指す。

 「お中元ギフトセンター」は8月5日まで。「火箸風鈴」は6階の和食器売り場で販売する。営業時間は10時~20時。

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