「ワッハ上方開館30周年記念展~つなぐ、伝える、笑いの文化~」が10月7日、大阪府立上方演芸資料館(大阪市中央区難波千日前、通称=ワッハ上方)で始まった。
ワッハ上方は、上方演芸の保存および振興を図るとともに府民に上方演芸に親しむ場を提供し、大阪文化の発展に資する目的で1996(平成8)年11月に開館した、入館無料の「笑い」の資料館。漫才や落語だけでなく、新喜劇、講談、浪曲など、上方の「笑い」に関する資料7万点を収蔵しており、定期的に入れ替えて展示する。
今回の30周年記念展では、「つなぐ」「伝える」をキーワードに、演芸人が長年愛用した楽器や作家直筆の漫才台本、公演・番組映像などの資料を、初公開のものも含め紹介する。かしまし娘の正司花江さんと故・照枝さんのギター、故・歌江さんの三味線、歌詞付き楽譜を同時に公開するのは今回が初めて。館内のパネルでは、1989(平成元)年に故・砂川捨丸さんの鼓が大阪府に寄贈されたことや、通天閣への移転計画など、同館の変遷を振り返ることができる。館内では在阪放送局から借り受けた公演番組約20本も放送する。
同館学芸員の飯村言葉さんは「当館の歩みを振り返ってもらいながら、いろいろな演芸人の足跡や大阪に根付く笑いの文化に触れてほしい」と話す。
開催時間は10時〜18時。月曜(祝日の場合は翌平日)、12月29日~2027年1月3日休館。入場無料。2027年3月7日まで。