難波の「スポーツバーDIJEST（ダイジェスト）」（大阪市中央区難波1、TEL 06-6211-8575）で2月10日、映画「ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー」の公開前イベントがあり、主演のハリウッド女優クリスティン・クルックさんと、お笑いコンビ「天津」の2人が登場した。

　ストリートファイターは、1987年に誕生した対戦格闘ゲーム。同映画では、ゲーム誕生当時のキャラクター「春麗（チュンリー）」を主人公としてストーリーが展開する。裕福な家庭に生まれた1人娘、春麗の前で父親が拉致されてしまい、そのまま消息を絶つ。10年後、美しい女性に成長した春麗は、拉致された父親の行方を捜すことを決意、厳しい修業を重ね、強く美しい「ストリートファイター」として犯罪組織に立ち向かう。

　春麗役のクルックさんは、今回が初めての来日。映画のプロモーションのため前日夜に大阪入りした。元新体操選手で、映画では華麗なアクションを披露するクルックさんは「撮影は大変だったが、見どころのアクションシーンは一番楽しく演技ができた」と話した。ゲームのストリートファイターが大好きという天津の向さんは、映画の春麗の「萌えポイント」について、「仕事を捨ててまで家族愛を全うするところに感動した。（映画の主人公を間近にして）緊張しているので、おかんの顔を思い浮かべながら話している」と笑いを取ることを忘れなかった。

　大阪エリアでの「ストリートファイター宣伝部長」に任命された天津の2人は「宣伝隊長任命チョコレート」をクルックさんから受け取り、少し早いバレンタインチョコに笑顔いっぱい。木村さんは得意の詩吟を映画に絡めて詠み、決めゼリフの「あると思います」で締めくくると、会場に集まった人から拍手がわき起こった。

　2月28日からなんばパークスシネマほかで全国公開される。