道頓堀で「海苔チャリティーセール」-巻きずし丸かぶりコンテストも

市価の半値程度でノリを販売する

市価の半値程度でノリを販売する

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 道頓堀川遊歩道「とんぼりリバーウォーク」で1月30日、大阪海苔協同組合(大阪市北区)が主催する「海苔(ノリ)チャリティーセール」が行われる。

毎年白熱した戦いが繰り広げられる

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 同組合では節分の恒例行事として毎年この時期にチャリティーセールを行っており、今回で34年目。同組合のほか全国の各魚連が協力し、今年収穫した新ノリを市価の半値程度(焼きノリ1帖=200円、すしノリ同=150円)で販売するもので、例年、販売から30分ほどで売り切れるほどの人気。売上金で車椅子を購入し大阪市社会福祉協議会に寄付する。

 関連イベントとして、3人1組の女子大生チームと、戎橋筋、心斎橋筋、宗右衛門町、道頓堀のミス商店街チームが参加して「巻きずし丸かぶりコンテスト」を行う。競技用に具材を食べやすく細かく調理した巻きずしを使い、各チーム1人1本ずつ計3本を順番に丸かぶりし、早さを競う。

 節分に巻きずしを食べる風習は、江戸時代後期より大阪・船場の商家で行われていた「その年の恵方を向いて願い願い事を念じながら巻きすしを無言で食べると福が来る」という習わしが有力とされている。「福を巻き込む」ことと、「縁を切らない」ことをかけ、巻きずしを切らずにそのまま食べるようになった。また口を開けば福が逃げていくとの考え方から、無言で食べることが良いとされている。この風習は戦後にいったん廃れていたが、33年前に当時のノリ業界「大阪昭和会」が再現し今日に至っている。

 実施時間は、海苔チャリティーセール=10時30分~12時30分(売り切れ次第終了)、巻きずし丸かぶりコンテスト=11時~11時30分。

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