情報番組「ちちんぷいぷい」、大丸心斎橋劇場で勉強会イベント

パーソナリティーの角さんとゲストの池上さん

パーソナリティーの角さんとゲストの池上さん

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 大丸心斎橋店・北館(大阪市中央区心斎橋筋1)14階の「大丸心斎橋劇場」で3月1日、毎日放送の情報番組「ちちんぷいぷい」が、番組視聴者150組300人を無料招待して勉強会「ちかくでと~く」を行った。

角さんが驚きの「イメチェン」

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 1999年にスタートした同番組は、角淳一さんがパーソナリティーを務める約3時間の情報番組。昨年10周年を迎えたことを機に「これからはもっとスタジオを飛び出し、視聴者の皆さんとこれからの大阪を考えていこう」と企画した「ちかくでと~く」、1回目となる今回はゲストにジャーナリストで同番組の顧問でもある池上彰さんを迎え、角さん、西靖アナウンサー、観客が一緒になって「大阪カジノ構想」「3つの空港問題」「東京との関係」「大阪に足りないもの」「大阪の魅力」など大阪の今とこれからについて約2時間かけて語り合った。

 19時に開演し、丸坊主に「イメチェン」した司会の西アナと角さんが舞台に登場すると、観客席からは大きな歓声とともにどよめきが。同番組の企画で誕生したアルバム「すごくおいしいうた」3万枚の売り上げ達成を記念して、偶然にも、当日の放送内で丸坊主にしたもので、断髪式の様子を映すところから勉強会は始まった。

 「大阪を元気にするには」というテーマに対し、「日ごろから『豹(ひょう)柄』や『派手』など大阪に対する間違ったイメージが先行していることを悔しく感じている」反面、「大阪人は自虐的だから、『こんな良いところあるよ』とは言わない。でも企業も人も、大阪人が受け継いできた商売人の精神で、もっと『センスのあるお金の使い方』をしていけば、自然とすてきな街になっていくんじゃないかと思う」と語った角さん。

 池上さんは「大きすぎる東京に比べて、大阪には『気楽さ』と『自由な空気』がある。グーグルやマイクロソフトなど自由な社風で成功を収めた企業のように、自由さから生まれる創作力には計り知れないパワーがある」とし、「首都で無くても活気にあふれた都市ニューヨークのように、権力の中心から離れれば自由を手に入れることができる。大阪もその良さを生かした街づくりを」と呼びかけた。

 イベントを企画した同番組プロデューサーの宗川さんは「大阪って楽しい、関西に住んでて良かったなという思いを再確認してもらえたら。今後は、普段番組を見られない若い世代などを招待したり、ミュージシャンに公開インタビューしたり、趣向を凝らした内容で続けていきたい」と話す。

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