阪神なんば線に「日本鉄道賞」-関西圏の活性化や利便性向上を評価

開業前の試乗会には「トラッキー」や「せんとくん」も登場した

開業前の試乗会には「トラッキー」や「せんとくん」も登場した

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 阪神電鉄は10月14日、今年3月20日に開業した阪神なんば線が「第8回 日本鉄道賞」を受賞したと発表した。

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 阪神なんば線は、3月20日の開業初日から約50日間の1日平均利用客数が54,000人と、目標の67,000人の80%を早々に達成するなど、順調な利用が進んでいる。今回の受賞には、難波を経由して神戸と奈良を結ぶネットワークの形成と、大阪都心西部の鉄道ネットワークを拡充するなど関西圏の活性化や利便性向上への貢献が評価された。

 同社の坂井信也社長は「神戸・阪神地域と、大阪の2大中心地であるキタ・ミナミの双方を直接結ぶこととなり、交通の便が一層高まった」とコメント。藤原崇起常務取締役は「神戸まつりが開催された7月19日の三宮駅の乗降人員が、例年の7月土休日と比べて24%増となり、このうち難波・奈良方面からの利用が47%になった。またこれまで阪神線内では見かけなかった制服を着た学生を多く見かけるようになり、各学校の通学範囲が大きく変化したことを感じた。来年は奈良で平城遷都1300年祭が開催されるので、阪神沿線の方にもっと奈良・大阪ミナミへと足を運んでいただけるよう、より一層の情報発信をしていきたい」としている。

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