南船場「ELTTOB TEP」初イベントに300人-佐藤卓さんらスペシャルトーク

トークショーに参加した(左から)江弘毅さん、佐藤卓さん、桂小春団治さん

トークショーに参加した(左から)江弘毅さん、佐藤卓さん、桂小春団治さん

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 イッセイミヤケ(本社=東京都渋谷区)が手がける全ブランドの総合店「ELTTOB TEP(エルトブテップ)」(大阪市中央区南船場4、TEL 06-6251-8887)で6月21日、オープン後初のイベントが開催され、約300人が集まった。

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 同店は、商品をはじめ、什器やカウンターなど店内のほとんどのものを「吊る」というコンセプトで4月20日に南船場にオープン。吊り方により自由に店内の雰囲気を変えることができるという特徴を生かし、当日の店内は、中央に広いイベントスペースを作るなどレイアウトを変更。イベントでは浜崎健さんによる茶道のパフォーマンス、ワインやフードの提供が行われたほか、「東京VS大阪 漫才的文化論『南船場…どう?』」と題したトークショーが、雑誌「ミーツ・リージョナル」元編集長・江弘毅さん、国際派噺家・桂小春団治さん、グラフィックデザイナーで同店の店舗デザインを含むアートディレクションを担当した佐藤卓さんにより行われた。

 ショーでは、同店オープンまでの経緯や、東京と大阪の文化の違いなどについてのトークが約45分間にわたって話された。「南船場は、大企業や行政によって作られたのではなく、地元の人が自然発生的に作り上げた街。その街の住民に敬意を示し、その中へ入っていくというスタンスで店を作った。『ELTTOB TEP』と描かれた自転車を店舗周辺に並べたのも、自転車を使用することが多い大阪の住民の中へ入っていけるようにと考えてのこと」(佐藤さん)。トークは「東京と大阪でのコミュニケーションの違い」などにも及び、佐藤さんは「大阪は人情味があり面白い。そうした街にオープンしたこの店は『吊り方』により店内の姿を変えることができ、スタッフのアイデアを生かせる店。これから何がどんな風に吊られているか、楽しみにしてください」と締めくくった。

 イッセイ ミヤケ広報担当の那須孝子さんは「『エルトブテップ』は広く、特徴のあるコンセプト・ショップ。今後もイベントを含め、様々なことに挑戦していく店舗ですので、期待してほしい」と話している。

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