「大大阪」時代の道頓堀のダンスホールを再現-そごう劇場で

スイングダンスの普及活動を行うチャーリーニーシオさん

スイングダンスの普及活動を行うチャーリーニーシオさん

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 そごう劇場(大阪市中央区心斎橋筋1、TEL 06-6281-3111)で8月2日、「大大阪」時代の道頓堀のダンスホールを再現する音楽イベント「大大阪スイングIII」が開催される。主催はスイングスタイル(西区新町1)。

昨年の同イベントの様子

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 大正から昭和にかけての道頓堀は劇場が立ち並び、「大大阪(だいおおさか)」と呼ばれていた。ダンスホールではビッグバンドがスイングジャズを演奏するなど、ジャズのメッカとして栄え、街の至る所でジャズミュージックが聴かれるなどにぎわっていたという。同イベントは「大阪・ミナミを陽気なジャズの街として再現しよう」というコンセプトで企画されたもので、昨年10月に続き3回目の開催となる。

 主催するチャーリーニーシオさんは小学生のころからクラシック歌唱を学び、オールディーズ、ロカビリー、カントリーウエスタン、スイングジャズ、昭和歌謡などを歌い続けている。現在ではスイングダンスの普及活動にも取り組むほか、ミュージカルにも出演するなど活動の幅を広げている。CDアルバム「ライフ イズ GOOD」の発売も予定している。

 チャーリーニーシオさんは「日本ではスイングダンスがメジャーになることはなかったが、もともとアメリカではジャズはダンス音楽として大流行していた。日本でも1910年代の大大阪時代のわずか数年間だが、道頓堀には全国からミュージシャンが集まり、あちこちでジャズが聴かれていたことを知ってほしい」と話す。「現在流行しているHIPHOPも、元をたどればスイングダンスにつながる。HIPHOPとソウルダンス、スイングダンスとのつながりが分かるようなステージ企画も考えている」とも。

 出演は、チャーリーニーシオさんのほか、17人編成のビッグバンド「オリジナルハードジャズオーケストラ」、ピアノ、ベース、ドラム、サックスのコンボバンド「チャーリーニーシオバンド」、スイングダンスパフォーマンスチーム「バンザイスインガーズ」。

 チケットは、前売り=3,500円、当日=4,000円。問い合わせはスイングスタイル(TEL 06-6533-3645)まで。

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