プロのデザイン現場を語るイベント-アップルストアで毎月開催

大阪で活動するデザイナーが登場し、現場の話を披露する

大阪で活動するデザイナーが登場し、現場の話を披露する

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 アップルストア心斎橋店(大阪市中央区西心斎橋1)で2月23日、日本グラフィックデザイナー協会(略称=JAGDA)大阪地区主催のトークイベント「JAGDA design Cafe OSAKA」が行われた。

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 JAGDAは、グラフィックデザイナーで構成する社団法人で、全国に2,700人弱、大阪地区では250~260人の会員が所属している。デザインの啓蒙と、大阪で活動するデザイナー同士の交流を目的とする同イベントは昨年秋からスタートし、今回で5回目。JAGDA会員だけでなく、一般のデザイナーや学生など60人ほどが毎回参加する。

 「スピーカーとなるJAGDA会員が日ごろどんなことを考え、どんな方法で仕事をしているのかを語る。自分と同じ仕事方法の人もいれば全く違う人もいるので同業者にとっても参考になり、学生にとってもプロの現場の話が聞けるので面白いと思う」と同イベント実行委員長の山地啓之さん。

 今回のスピーカーは、平面だけでなく立体など幅広くデザインを手がける増永明子さん、谷町六丁目でデザイン事務所ナナニイを運営する上田ゲンさん、サントリーでパッケージデザインや商品開発などを担当し、現在は成安造形大学で教授を務める藤田隆さんの3人。

 増永さんはギャラリー「ペーパーボイス大阪」(南船場2)でのポスター展で、2週間で32作品を制作した話を披露。デザイン活動のほか、3月2日にオープンする高島屋大阪店のレストランフロア「なんばダイニングメゾン」のアンバサダーとしての活動も紹介した。上田さんは、1カ月間ハワイに行ってインターネットで日本とやりとりしながら仕事を進める「プロジェクトH」の様子を動画で紹介、藤田さんはサントリーで行った「樹氷」「カクテルバー」「はちみつレモン」「烏龍茶」などのパッケージデザインについて、実例を交えて紹介した。

 同イベントは今後も同店で毎月最終火曜日に行う予定で、次回は三木健さんがスピーカーとして登場する。トークイベント後は毎回、近くのカフェバーで交流会を行う。

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