アメ村で専門学生がファッションショー 70年代テーマに7色の服を制作

TAKUさん(手前)と学生たち

TAKUさん(手前)と学生たち

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 心斎橋BIGSTEP(大阪市中央区西心斎橋1)4階の「BIG CAT」で7月21日、ショーイベント「ヴィーナスサマーフェス 2015」が開催される。

ファッションプレス専攻の学生と作品

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 昨年春創立のファッション専門学校「ヴィーナスアカデミー 大阪校」が主催する。ショーは全て学生がプロデュースし、授業の成果をダンスパフォーマンスやブランドショーなどを通じて発表する。メーンの企画は、18時から始まる「kiss&wink」。ファッションプレス専攻の2年生7人が、1970年代のイメージから着想した「Neo 70's color mix」をテーマに7色7種類の服を制作。ゲストモデルに着用してもらい、ランウェーで披露する。

 制作期間は1カ月間。指導した教師のTAKUさんは「イメージを現実の形にしていくというファッションにおける一番の喜びの部分を授業を通じて体験してもらいたかった」と狙いを語る。学生たちは、キーワードの「70年代」から「レトロ」「カラフル」「動物系素材」「大人っぽさ」「高貴」「ドレス」「バブル」などのイメージを連想。それらを現代の流行とも重ね、細部まで悩みながら形にしていったという。

 胸元の大きなハートが印象的な黒のドレスを制作した児玉美樹さん(19)は、「丈の長さに最も苦労した。自分で着てみたりしながらきれいに見える長さを探した」。バブル時代と現代のギャル風ファッションの要素を合わせたコバルトグリーンの服を制作した赤川由美さん(19)は、「ウエストに開きを作るのにも、生地の素材が限られると知った。思い通りにいかないものだなと思った」と体験から初めて分かる学びを得た。

 同イベントは来春に卒業を控える7人の晴れ舞台。「デザイナーも1人で服は作れない。シャツ1枚にも生地や芯地、ボタン、パターン、縫製と多くの人が関わる。人に力を貸してもらえる環境を、自ら作り出せる人になってほしい」とTAKUさんはエールを送る。

 開催時間は17時~19時。

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