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北堀江にクラフトビール醸造所「BAK」 生産拡大見据え移転

北堀江にオープンした「BAK HORIE Brewing Stadio」

北堀江にオープンした「BAK HORIE Brewing Stadio」

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 飲食スペースを併設したクラフトビール醸造所「BAK(バク) HORIE Brewing Studio」(大阪市西区北堀江2)が来年1月下旬、大阪・北堀江にオープンする。

12月20日の初仕込みの様子

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 2018(平成30)年に大阪・北浜でオープンした「BAK BREWERY」(大阪市中央区)が新たな製造拠点として移設オープンする。これまでは、北浜のブルワリーで醸造したクラフトビールを併設する飲食スペースや梅田、堂島の直営飲食店限定で提供していた。店主の川本祐嗣さんは「直営店以外での販路を増やし、多くの人にクラフトビールを楽しんでほしいという思いから、より広い場所に移転を決めた。最大生産量は従来の10倍に増える」と話す。北浜店は飲食店として営業を続ける。

 店舗は、約30年間ヤクルトの直売所として使われていた2階建ての木造建築を改装し、屋根の骨組みなどは残しつつ、白や木目を基調にした内装に仕上げたという。1階奥にブルワリー、2階に飲食スペースを設ける。店舗面積は約83坪。

 ブルワリーには容量800リットルの醸造タンク7基を導入し、月間生産量約5500リットルを想定する。12月20日、初仕込みとして一番人気の銘柄「苦渋 -KUJU-」の醸造を開始。ホップを大量に投入することで出る苦みが特徴だという。1月下旬に完成を予定し、同店オープン記念イベントでの販売を予定する。

 クラフトビールの仕込みは週2日で、毎月新たな銘柄を醸造する。1階カウンターに設置した12個のタップから直接注ぐほか、店舗以外でも楽しめるようにと瓶詰めの商品も販売予定。川本さんは「ゆくゆくはつまみなども提供する。クラフトビールが苦手な人でも楽しめるよういろんな銘柄を造っていきたい。誰もが気軽に立ち寄れる場所になれば」と話す。

 営業時間は12時~20時(予定)。当面不定休。

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