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心斎橋パルコで「ゲルテナ展」 ホラーゲーム内の美術館を再現

ワイズ・ゲルテナ展

ワイズ・ゲルテナ展

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 展覧会「ワイズ・ゲルテナ展」が5月12日、心斎橋パルコ(大阪市中央区心斎橋筋1)14階で始まった。

撮影を楽しむ人々

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 ワイズ・ゲルテナは、2012(平成24)年にkouriさんが公開したホラーアドベンチャーゲーム「Ib(イヴ)」に登場する架空の人物。主人公のイヴはゲーム内で「ゲルテナ展」が開催される美術館を訪れるが、ある作品を見たことで謎の世界へ迷い込み、そこから脱出を目指すストーリー。根強い人気から、今年3月にニンテンドースイッチでリメーク版が販売され、同展はそれを記念して渋谷で初開催。その際は発売開始から1時間でチケットが完売するなど好評だったという。その後名古屋で開催し、大阪は3会場目。

 展覧会はゲーム制作者であるkouriさんが監修し、ゲルテナが描いた作品約40点を展示する。ほの暗い会場ではゲーム内の音楽が流され、来場者は「ゲームの世界に入り込んだような」感覚が味わえる。時間の経過で表情が変わる作品もあり、スマートフォン片手に撮影を楽しむ人も。ポストカード(600円)、トートバッグ(3,500円)、スカーフ(5,000円)などを販売する。

 初日に来場した20代の女性は「ゲーム実況を通してこの作品を知った。面白い内容なのにこれまでグッズ販売がなく、今回の展覧会を心待ちにしていた」と目を輝かせる。「美術館ということで、服にもこだわった」という通り、シックな黒いドレスを身に着けていた。ゲルテナ展のポスターを前に、同ゲームのキャラクターグッズを持って写真を撮るなど撮影を楽しんだ後、「いっぱいグッズを買う」と足早に物販エリアへと向かっていった。

 営業課の内山由己さんは「初公開から約10年。当時を懐かしむ人もいれば、3月に発売されたリメーク版で知って、来場した人もいる。過去開催の会場より広いので、作品と作品の感覚も原作に近く、没入感を味わってほしい」と話す。

 営業時間は10時~20時。入場料は1,000円(小学生以下無料)。今月29日まで。

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