南海高野線ダイヤ変更-特急列車増発、高野山へのアクセス改善へ

南海電鉄難波駅の北口改札

南海電鉄難波駅の北口改札

  • 0

  •  

 南海電鉄は11月1日、特急列車の増発と駅での停車時間の延長を中心に、高野線(難波駅-極楽橋駅間)とケーブル線(極楽橋駅-高野山駅間)のダイヤ変更を行う。

[広告]

 特急列車の増発は、平日ダイヤでは難波7時35分発橋本行き「りんかん」を毎日運転、3~10月は月曜、火曜、金曜に難波-極楽橋間の特急「こうや」を上下各1本、難波-橋本間の特急「りんかん」を各1本増発する。

 土曜・休日ダイヤでは「こうや」を上下各1本、「りんかん」を上下各2本の合わせて6本を増発、現行の「りんかん」上下1本を極楽橋発着とし「こうや」として運転する。これにより、8~22時台に難波駅を出発する同線特急列車は毎時1~2本の運転となり、8~18時台は12時台を除き、毎時0分発に統一される。橋本-極楽橋間では特急列車の増発に伴って各停を削減。利用客が集中するピーク時は車両の増結で対応する。

 特急列車以外では朝ラッシュ時や乗務員の作業手順変更などで列車に遅れが出ていることから、10~30秒の停車時間延長を行う。平日夕方に難波駅を出発する急行列車2本を快速急行に格上げのうえ速達化し、橋本駅でのJR和歌山線との接続に余裕を持たせる。

 高野線の特急列車は「こうや」が難波-極楽橋間、「りんかん」が難波-橋本間で運転している。世界遺産に登録されている高野山へは極楽橋からケーブル線に乗り換える。来春には橋本-極楽橋間で観光列車の運転を計画しており、利便性向上を図りたい考え。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース