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大阪・日本橋で「高波壮太郎」展 44点展示、50年余りの画業をたどる

「絵を描くことは生きること」と高波さん

「絵を描くことは生きること」と高波さん

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 画家・高波壮太郎さんの企画展が1月11日、高島屋東別館(大阪市浪速区日本橋3)3階「高島屋史料館」で始まった。

横から見ると盛り上がりが分かる「ツユクサ」

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 高波さんは1949(昭和24)年、東京生まれ。1990(平成2)年に高島屋大阪店(中央区難波5)で個展を初開催し、これまで高島屋各店での個展開催数は100回を超える。絵の具がキャンバスに盛り上がるほど厚く塗り重ねる技法を持ち味に、近年は海外にも活躍の場を広げているという。

 同展では美大生時代の作品から近作まで全44点を展示。美大を卒業した後、エジプト旅行に行った際の記憶を描いたという作品「エジプト」や、画家として苦しかったときに描いたという自画像作品「かまきり」、絵の具のチューブから直接キャンバスに打ち込んでツユクサを表現したという「ツユクサ」などが並ぶ。ほぼ黒色の絵の具で塗られ「パリの夜」と題した作品について、高波さんは「塗り足していくうちに、絵の具を50キログラムほど使い、1人では持ち上げられないほど重くなった」と話す。

 毎日5時には起き、6時ごろから作品作りに励む高波さんは「自分にとって絵を描く事は生きること。この年になっても絵を描くと新しい発見があるので、命ある限り続けたい」と意欲を見せる。

 開館時間は10時~17時(最終入場は16時30分)。火曜・水曜休館。入場無料。2月26日まで。

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