南船場のカフェで服・小物の交換会-「おしゃれなエコ活動」提案

「フリマより気軽に参加できる」と話す今回最多の120着を出品した参加者

「フリマより気軽に参加できる」と話す今回最多の120着を出品した参加者

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 ギャラリーを併設する南船場のカフェ「アンヅシーン」(大阪市西区新町1、TEL 06-6545-0480)で1月30日、服と小物の交換会「ファッション・スタイループ・パーティー」が行われた。

スタイリストからアドバイスを受けられるコーナーも

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 同イベントは、欧米を中心に流行中の「ファッション・スワップ(服の交換)」と呼ばれる「使わずに眠っている服や小物を持ち寄って無料で交換する」活動にヒントを得たもの。主催はマックシュプール(中央区)で、関西での開催は今回が初めて。イベント名には、「おしゃれを楽しみながら、スタイル(ファッション・エコなライフスタイル)をループ(循環)させよう」(スタッフの西野加菜子さん)という思いを込めた。

 「公式ブログで集まった洋服を紹介することで、参加者に安心感と参加意欲を与えるため」(西野さん)服や小物は事前持ち込み限定に。参加者が持ち込んだアイテム(服、バッグ、帽子、アクセサリー)は点検後1点1ポイントに換算され、イベント当日に気に入ったアイテムを1点1ポイントで交換できる仕組み。1人平均10点の持ち込みがあったというが、中には100点以上のアイテムを持ち込んだ参加者も。当日会場には約1,200点のアイテムが並べられ、予想を上回る約200人が参加した。

 「年間10キロの服を買い、9キロの服を捨てている」(xChangeホームページより)という日本人。その理由の一つは、「せっかく買った服でもコーディネートの仕方が分からない人が多い」からという西野さん。そのため会場ではスタイリストからアドバイスが受けられるコーナーも開設(30分1,500円)。そのほか、「エコにおしゃれ」を提案するリメーク品や手作りアクセサリーも販売した。

 参加者からは、「こんなすてきな服と交換できてうれしい」「無料だから、気軽に自分のテイスト以外の服も試せる」「自分が出品したものを手に取ってくれた人と話ができて楽しい」などの感想が寄せられた。西野さんは「イベントを通して本人には不用なものも他人には宝物になることを実感した。『エコにおしゃれ』をみんなで考える場になったのでは。次回の開催も前向きに検討したい」と話す。

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