バングラデシュやネパールで生産したバッグなどの製品を販売する「マザーハウス大阪店」（大阪市中央区南船場4、TEL 06-6281-5070）で3月12日、バングラデシュ出身の同店スタッフによるトークと、スカイプを使った現地工場からの中継を行うイベント「バングラデシュとの懸け橋」が行われる。

バングラデシュはアジア最貧国の1つとされる（関連画像）

　今月9日で同社設立5周年を迎えることを記念して開く同イベント。バングラデシュ出身の同店スタッフ、シャミム・スルタナ・カコンさんがスピーカーとなり、バングラデシュの情報を伝える。またスカイプで現地工場と結び、商品を製造するスタッフとの対話を行う。

　1987年、バングラデシュ生まれのシャミム・スルタナ・カコンさんは2006年に来日し、大阪の語学学校で日本語を学び、2010年に大阪総合デザイン専門学校インテリアデザイン学科を卒業した。建設事務所でのインターンを経て、昨年12月より「日本とバングラデシュの懸け橋になること」を目的に、同店にアルバイトスタッフとして加わった。

　「途上国と呼ばれているバングラデシュの魅力や可能性を、より多くの人に正しく認識していただく機会と考えている」と同店スタッフの小薗明日香さん。「今後このようなイベントを定期的に行い、南船場エリアを訪れる人の流れも作り出せれば」とも。

　開催時間は14時～15時。