見る・遊ぶ

南堀江の寺で「花まつり市」-フリペ専門店から有機野菜まで

萬福寺の中庭に立つPulp Picturesの石原拓磨さん(写真右)と田窪直樹さん

萬福寺の中庭に立つPulp Picturesの石原拓磨さん(写真右)と田窪直樹さん

  • 0

  •  

 南堀江の萬福寺(大阪市西区南堀江1)で4月9日、手作り雑貨や古本、カレーとチャイ、有機野菜の店などが出店する「花まつり市」が開催される。同イベントは、萬福寺と背中合わせに立つビルの1階でオルタナティブスペース「Pulp」を運営する「PulpPictures」との共同企画。

萬福寺の外観

[広告]

 400年以上の歴史を持つ同寺は、「島之内の萬福寺さん」として古典落語「親子茶屋」にも登場する浄土真宗本願寺派の寺。1958(昭和33)年に島之内(現在のアメリカ村)から現在の場所に移転した。同寺ではお参りや恒例行事のほか、1992年には「寺子屋プラバー」を発足し、文化教室や落語会、ライブなどの文化イベントを開いている。

 Pulp Pictureが同寺でイベントを行うのは、昨年7月に開催したPulpのオープニングイベント以来2回目。メンバーの石原拓磨さんは「街の中にあるお寺だからこそできることがある。今回の共同企画が、『もっと外に向けて開かれたお寺に』という住職の思いと『街のいろいろなコミュニティーをつなげる空間に』というPulp Picturesの思いを形にするきっかけになれば」と話す。昨年の夏から行われていた改装工事が3月でほぼ終わりを迎えたため、今後は同寺を舞台に定期的にイベントを開催する予定だという。

 釈迦(しゃか)の誕生を祝う4月8日の恒例行事「花まつり」に合わせて行う同イベント。境内の大広間や中庭を使って、ジャンルも活動拠点もさまざまな16組が一日限りの市場を開く。飲食は、有機野菜(2組)、カレーとチャイ、鹿料理とおにぎり、ジュース(以上各1組)の計5組。服飾品は、アクセサリー(3組、うち1組はジュース店を兼ねる)、服飾雑貨(2組)、帽子、小物(以上各1組)の計7組。そのほか、フリーペーパー、古本、本、紙と切手、家具(各1組)も。

 「堀江に住んでいる人、堀江で買い物中の人、堀江をたまたま通りかかった人…いろいろな人に楽しんでもらえるイベントにしたい。開花予報によるとちょうど桜が見頃を迎えそうなので、お花見に出かけたついでにお寺に寄ってもらえたら」と石原さん。

 開催時間は11時~18時。入場無料。雨天時は10日に順延。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース