ビル空き室に移動販売屋台が集結-仏スポーツ「ペタンク」用砂場も

店舗1階には移動販売屋台の車が直接乗り入れる

店舗1階には移動販売屋台の車が直接乗り入れる

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 大阪・心斎橋の周防町通りに12月22日、移動販売屋台とペタンクができるスペース「COSMO POLITA(コスモポリタ)」(大阪市中央区心斎橋筋1、TEL 090-3710-9910)が期間限定オープンした。

店内にはイートインスペースも

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 ビルの1階と2階に店舗を構え、1階は移動販売屋台の車が直接乗り入れ、机やいすなどを並べた飲食店、2階は「大阪には1軒しかない」(プロデューサーの西尾友里さん)というフランス生まれのスポーツ「ペタンク」が楽しめるスペース。店舗面積は約200坪。

 移動販売屋台は日替わりで、常時平均7~8台程度が1階のスペースに店を構える。オープン当初は大阪を中心に各種イベントに出張しているふぐバーガーやタコス、アイスもなかなどの店舗が出店する。2階はペタンク用の砂場(1面30分=500円、延長10分=200円、1ドリンク制)5面、コイン式のダーツマシン3台を設置した。ペタンクは数メートル先の的に向かって重さ約700グラムの鉄球を投げ、的までの近さを競うスポーツ。西尾さんは「ルールは単純だが、やりはじめると奥の深いスポーツ」と話す。

 同店は空き室の有効利用を考えていたビルオーナー「辰野」(中央区)の岡本浩典さんが以前取引のあった西尾さんに相談し実現したもの。開店までの準備期間は1カ月ほどで、移動販売屋台は西尾さんが集め、スピード開店が実現した。移動販売車が店内に直接乗り入れるスタイルについて、西尾さんは「すでに設備投資をしている移動販売車に入ってもらうことで店舗自体にお金をかける必要がなかった。移動が簡単なので毎日レイアウトを変えることができるのも魅力」と話す。店舗の内装にはほとんど手を加えずに必要最小限とした。岡本さんは「今年後半からの不景気で新たなテナントの出店は来年以降になるのでは」と期間限定にした経緯を説明する。

 今後は移動販売屋台の車をさらに2~3台程度追加することを計画しており、にぎやかな雰囲気を前面に出すことでさらなる集客を目指す。店舗前のヨーロッパ通りの人の流れを見ながら「来店客が順調に伸びれば継続して営業したい」(西尾さん)と意気込みを見せる。

 営業時間は12時~翌1時。来年2月28日まで。

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