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アメ村で「トリウム」の有効活用を語るイベント-ガンダムをヒントに

立命館グローバルイノベーション研究機構研究員の亀井敬史さん

立命館グローバルイノベーション研究機構研究員の亀井敬史さん

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 大阪・アメリカ村の書店「スタンダードブックストア」(大阪市中央区西心斎橋2、TEL 06-6484-2239)地下1階のカフェで3月1日、レアアースを採掘する時に排出される「トリウム」の有効活用についてのトークライブ「機動戦士ガンダムから未来を考えよう!」が行われる。

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 同イベントは「green drinks KANSAI」が主催する。「green drinks(グリーンドリンクス)」は、環境や持続可能な社会づくりなどに関心を持つ人たちの交流を目的とするパーティーイベント。1989年にイギリスで始まり、現在では世界600都市以上で行われている。日本でも東北から九州まで21都市でイベントが行われている。

 今回のイベントでは、携帯電話やパソコン、電気自動車などさまざまな製品に使われているレアアース(希土類)を採掘する際に排出される放射性物質「トリウム」の有効活用について、立命館グローバルイノベーション研究機構研究員の亀井敬史さんと、大阪大学大学院工学研究科准教授の加藤悟さんが語り合う。

 トリウムは自然のままで放射線を出す物質で、その処理が困難なことが、レアアースを高値にする一因になっていることから、その解決策が求められている。スウェーデンに本拠を置くトリウム国際機関の日本代表としても活動する亀井さんは、アニメ「機動戦士ガンダム」への造詣も深く、ガンダムの動力源が「トリウム原子力」であることをヒントに、トリウムをエネルギー源として利用できないかと提言する。加藤さんは、原子力に関するさまざまな問題について、研究分野である「環境リスク管理」の観点から話す。

 開催時間は19時30分~22時。参加費は1,000円(ワンドリンク付き)。事前にウェブサイトからの申し込みが必要。

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