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なんば高島屋で人形作家・与勇輝さん展-記憶に残る「昭和」テーマに

「召集礼状」をテーマにした作品

「召集礼状」をテーマにした作品

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 大阪高島屋(大阪市中央区難波5、TEL 06-6631-1101)7階グランドホールで現在、人形作家、与勇輝(あたえ・ゆうき)さんが製作した人形を展示する「昭和・メモリアル 与勇輝展」が行われている。

昭和天皇の人形も

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 1937(昭和12)年神奈川県川崎市生まれの与さんは、会社勤めの傍ら、1965(昭和40)年に人形作りを始めた。「日本人の郷愁」をテーマに、「故郷の原風景」や「妖精の世界」などを表現し、これまでパリ、ニューヨーク、サンパウロなどで個展を開き、2008年には「卓越技術者(現代の名工)」として厚生労働大臣から表彰を受けた。

 同展のテーマは「昭和・メモリアル」。8歳の時に終戦を迎えた与さんが過ごした、波乱の昭和の情景を表現した。「日本の歴史の中でも、こんなにも変化の大きな時代はなかったのでは」と与さん。「今回作っておかなければいつまでも悔いが残る」との思いから、記憶に残る昭和をテーマに新作57点を作り上げた。そのほか、与さんの代表作も含め100点余りを展示する。

 開催時間は10時~20時30分(最終日は17時まで)。入場料は、大人=800円、大学生・高校生=600円、中学生以下無料。今月21日まで。

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