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道頓堀でAR技術用いた実証実験 空間に写真展示、釣りの疑似体験も

ARフォトミュージアム

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 AR技術を用いた実証実験「道頓堀XRパーク」が3月18日、道頓堀商店街およびとんぼりリバーウォーク(大阪市中央区道頓堀1)で始まる。

ARフィッシング

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 さまざまな団体・企業で構成され、「道頓堀を世界に誇る観光地」に発展させることを目的に活動する道頓堀ナイトカルチャー創造協議会、JTB、NTTドコモが協力し、実施する。実証実験を通じてエリアの来訪価値向上や、回遊促進を図る。同実験にはたこ焼き店「くれおーる」、「串かつだるま」など7店舗が参加する。

 実証実験は「ARフォトミュージアム」「ARフィッシング」「センシングAR」の3コンテンツ。ARフォトミュージアムは、道頓堀やとんぼりリバーウォークに携帯電話のカメラを向けると大阪万博の様子などが分かる写真が浮き上がる仕組み。戎橋上ではARフィッシングの体験が可能。道頓堀川にカメラを向け、画面をタップするとルアーを投げ入れる。魚が食いついたらタイミングよくタップすると、魚が釣れる。釣れる魚はウナギやタコなど10種。釣り上げた魚に応じて、7店舗の割引クーポンが発行される仕組み。センシングARでは、入店前に店の混雑状況や二酸化炭素濃度を可視化する。混雑度は5段階で表示する。コンテンツの体験には専用のアプリをダウンロードする必要がある。

 このほか、道頓堀を3Dモデルで再現した「バーチャル道頓堀」も用意する。パソコンやスマートフォンから接続でき、VRゴーグルにも対応する。空間内では、シューティングゲームや鬼ごっこ、たこ焼き探しゲームが楽しめる。

 道頓堀商店会の北辻稔事務局長は「昨年も顔認証決済の実証実験を行うなど、ポストコロナのあり方を探りながら、新しいことにチャレンジしてきた。IT技術の進歩はすさまじく、これまでの楽しみ方に違う要素を足せると考えている。エンターテインメントの街・道頓堀を感じてもらえたら」と意気込む。

 4月10日まで。

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