大丸心斎橋店（大阪市中央区心斎橋筋1）が今秋から来年2月にかけて、2019年のグランドオープン以来になる大規模リニューアルを行う。

　2025年の「大阪・関西万博」、2026年の大丸大阪出店300周年に向け、「リアル店舗ならではのドラマティックな世界観の演出をさらに強化」するという。

　新たに出店するのは、関西最大の「JIL SANDER」や関西初出店の「AMIRI」、ブエノスアイレス発のフレグランスブランド「FUEGUIA1833」など33店舗。既存店も33店舗がリニューアルする。寝具の「日本橋西川」はデジタル機器を備えた体験型ショールームを関西初出店する。訪日客などに人気の時計売り場は12店舗が新たに出店またはリニューアルし、売り場面積を1.65倍に拡張。「カービィカフェ」などポップカルチャー店舗も出店する。

　大丸心斎橋店の小室孝裕店長は「直近の業績はコロナ禍前を大きく上回り、2026年に迎える大阪出店300周年を前に確かな手ごたえを感じている。魅力あるコンテンツを強化・集積し、ラグジュアリーで楽しいひとときを過ごしてもらう」と話す。