自転車発電機「ラヴァース6号」話題に-エネルギーの大切さを学ぶ

自転車の後輪に取り付けたベルトを介して発電機を回す

自転車の後輪に取り付けたベルトを介して発電機を回す

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 大阪・心斎橋を中心に活動するエコプロジェクト「Lovearth Camp(ラヴァースキャンプ)」(大阪市中央区東心斎橋1、TEL 06-4704-5133)が製作した自転車発電機「ラヴァース6号」が、音楽イベントなどで話題を集めている。

イベント出展の様子

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 ラヴァースキャンプは、野外音楽イベント「渚音楽祭」で自然環境への取り組みに目を向けようとスタートしたプロジェクト。今年4月に舞洲スポーツアイランド(大阪市此花区)で行われた「渚音楽祭*春in大阪」でエコに関連したブースエリアをプロデュースしたほか、7月につま恋(静岡県掛川市)で音楽プロデューサーの小林武史さん、Mr.Childrenの櫻井和寿さんらが中心となり行われた音楽イベントにもブース出展した。

 ブースでの目玉は、「ママチャリ」をベースにした自転車発電機「ラヴァース6号」。後輪ホイールに取り付けたベルトを介してオルタネーター(発電機)を回し直流電力を発電、さらにインバーターにより交流電力に変換し、家庭用の電化製品を稼働させるもの。一般的な自転車に取り付けられているヘッドライト用の発電機と比較して発電容量が大きく、最大300ワットの電力が得られるという。自動車ディーラーを営むロクローさんを中心とする製作チームが試行錯誤すること2カ月、約50万円をかけて開発した。

 これまで3回のイベントに出展し来場者に発電体験を提供、各会場とも人気を集め体験希望者が絶えなかったという。得られた電力でジューサーを回してジュースを作ったり、CDプレーヤーで音楽を再生するなど、「普段家庭で何気なく使っている電気を自ら発電することでエネルギーの大切さを楽しく実感してもらうことが目的」とプランナーの櫻井一哉さん。

 「ラヴァース6号」を体験した企業担当者からコラボイベントの依頼も来ており、子ども用の「ラヴァース7号」も製作したという。

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