セールス・HRテック領域のSaaSを開発・提供する株式会社Scene Live(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:磯村 亮典、以下:Scene Live)は、コミュニケーションにおける認識のズレを可視化し、共通認識の形成を支援する「共通認識可視化技術」を開発し、このたび特許を出願いたしました。
本技術は、発言内容の記録や要約にとどまらず、対話を通じて相互の理解が一致しているかをデータとして捉え、可視化することを目指すものです。Scene Liveは今後、採用領域を中心に展開してきた『bq』シリーズを、会議、1on1、商談など、企業活動におけるさまざまなコミュニケーション領域へ展開してまいります。

DX・AXの進展で顕在化する「コミュニケーションの質」という課題
Scene Liveは、面接官支援型AIプロダクト『bq-Recruit(ビーキューリクルート)』などを開発・提供し、採用をはじめとしたビジネスコミュニケーションの支援に取り組んできました。こうした事業を通じて、コミュニケーションをデータとして捉え、その質を可視化・向上させるための研究開発を進めています。
DXや生成AIの普及により、企業活動における業務プロセスの可視化が進み、会議の文字起こしや議事録作成、録画、要約など、コミュニケーションの記録・整理も自動化されつつあります。一方で、これまでデータとして扱われてきたのは主に「何が話されたか」という発言の記録であり、対話を通じて参加者の理解や認識が一致しているかについては、十分なデータ化・可視化が進んでいません。
AIに判断や実行を委ねる範囲が広がるAX時代において、その前提となる人間同士の認識にズレがあれば、その後の判断や業務プロセスにも影響を及ぼす可能性があります。
こうした「コミュニケーションの質」を左右する要因の一つが、対話における認識のズレです。
同じ言葉や情報を共有していても、それぞれが異なる意味や解釈で捉えている場合があります。また、当事者自身がそのズレに気づくことは難しく、対話の場では表面化しないまま、実行段階になって初めて手戻りや判断の相違として顕在化することがあります。
こうした認識のズレは、会議、面接、商談、1on1など、さまざまな対話に共通するものであり、個人のコミュニケーションスキルだけでは解消が難しい課題です。
認識のズレを可視化する「共通認識可視化技術」を開発
Scene Liveは、発言同士の関係性から「議論の構造」を捉え、コミュニケーションを構造化されたデータとして扱うアプローチに着目。対話における認識のズレを可視化する「共通認識可視化技術」を開発いたしました。
本研究の起点にあるのは、認識のズレは個々の言葉の意味だけでなく、「議論の構造」にも現れるという考え方です。本技術では、この考え方に基づき、対話の中で、誰がどの論点についてどのような主張をし、それに対してどのような賛同や懸念が示されたのかといった発言同士の関係性を、対話の進行にあわせて構造化します。
