堀江で3Dアート個展-カナダ人アーティストの作品21点を展示

カナダ人アーティストのチャールズ・ビラードさん

カナダ人アーティストのチャールズ・ビラードさん

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 堀江のカフェバー「Cafe ABSINTHE(カフェ・アブサン)」(大阪市西区北堀江1、TEL 06-6534-6635)で現在、大阪在住のカナダ人アーティスト、チャールズ・ビラードさんの3Dアート展が開催されている。

相撲と花のデッサンを重ねた3D作品

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 1975年モントリオール生まれのビラードさんは、美術を専攻したコンコルディア大学在学中からアーティスト活動をスタート。2001年から大阪に活動拠点を移し、英語とフランス語の教授をしながら、新潟「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」や東京「ワンダーシード2010」に参加するなど国内外で積極的に活動を続ける。映像、サウンドアート、インスタレーション、コラージュ、オリジナル楽器、平面など多種多様な作品作りが特徴で、ソロ、ペア、トリオで音楽活動も行っている。

 2年前から取り組んでいるという3Dアート作品は、「フォトショップ」で2つのイメージを編集し、立体に見えるよう2枚を手作業で合成し完成する。「時間とテクニックが要求される作業だが、その難しさこそ3Dアート制作に引かれる理由」とビラードさん。今回の個展では、「カナダ人のアイデンティティー」「日本の武道」「『大人の科学マガジン』のふろく」「兵隊のフィギュア」がモデルの4シリーズに加え、初公開となるバリ島で撮影した写真の3D作品を含む全21点を展示する。

 来日して10年目を迎えるビラードさん。ギャラリーの展示テーマに一貫性のあるモントリオールと、お金を払えば誰でも展示会が開ける大阪、ギャラリーの運営方法の違いに当初は戸惑ったという。同時に「無料で展示ができるカフェや空間もたくさんある。誰にでも出展のチャンスがある大阪は、アーティストにとって理想の環境」だという。現在は公募の展示会で作品展示をする機会が多いが、コンクールに参加することによって「自分の限界に挑戦する機会になり、とても楽しい」と話す。

 同店地下で2月28日19時から、音楽と3Dアートを融合したイベント「LET’S 3-D TRAVEL!」を行う。入場無料。

 営業時間は11時30分~翌2時。火曜定休。3月3日まで。

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