近畿日本鉄道が3月21日から運行を開始する新型観光特急「しまかぜ」の特急券が2月21日発売され、大阪難波駅発、賢島方面行きのチケットは受け付けからわずか2分で完売した。

3～4人用の和風個室は掘りごたつ風

　「しまかぜ」は、大阪難波駅・近鉄名古屋駅と賢島駅を結ぶ観光特急で、「伊勢志摩の晴れやかな空」をイメージした、ブルーを基調にした車体が特徴。大阪難波駅～賢島駅間を約2時間20分、近鉄名古屋駅～賢島駅間を約2時間で結び、それぞれ1日1往復する。大阪難波駅～賢島駅間の停車駅は、大阪上本町、鶴橋、大和八木、伊勢市、宇治山田、鳥羽、鵜方の各駅。

　6両編成で、本革を使ったシートは全て3列配置とし、前後間隔も125センチと広く取った。大きなガラス窓のある「展望車両」のほか、大型テーブルを設置した4～6人用のサロン席や、和風個室、洋風個室のある「グループ席車両」、沿線の風景を楽しみながら軽飲食ができる「カフェ車両」も設ける。

　2月21日10時30分に発売開始された運行初日（3月21日分）の大阪難波駅発、賢島方面行きの特急券は、発売からわずか2分で、全138席分を完売した。