大阪市バス「戎橋」停留所に「広告付き上屋」-民間企業が運営

「広告付き上屋」が設置された大阪市バス「戎橋」停留所

「広告付き上屋」が設置された大阪市バス「戎橋」停留所

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 屋外広告や交通広告などを手がけるエムシードゥコー(東京都千代田区)は11月11日より、大阪市バス「戎橋(東行)」「戎橋(西行)」の両停留所で、「広告付きバス停留所上屋」の供用を開始した。

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 これまで自治体やバス事業者などが設置していたバス停留所の上屋を民間企業が製造、設置、維持管理などを無償で行もので、企業は上屋の広告スペースからの広告収入により運営を行う。「定期的に巡回や清掃を行うことで、景観もきれいに保つことができるのが特徴」(同社担当者)。自治体の財政が困難な中、費用負担がなく街のインフラが整備される同事業は、すでに札幌から福岡まで全国12都市で開始しており、大阪市が13番目の都市となる。

 難波・千日前通り沿いの両停留所の「バスシェルター」は、「大阪市の街並みに溶け込むよう」シンプルなデザイン。ブラウンを基調とし、視線を遮る要素を押さえたフレーム構造となっている。ガラス壁とベンチ、屋根には照明が付くほか蛍光管4本を内蔵した側壁の広告パネルは周辺を明るく照らし、夜間の防犯効果も期待できるという。広告は、1停留所あたりパネルの裏表の2面に設置され、広告主は2週間ごとに入れ替わる。

 同5日には「上本町6丁目(東行の西)」「上本町6丁目(西行)」のバス停で供用が開始されたほか、「あべの橋(西行の西)」にも設置予定。同社では、今後約6カ月の試行期間を経て、5年間で大阪市内に300基のバス停上屋を設置する予定。

エムシードゥコー

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