大阪・アメリカ村の複合商業施設「BIGSTEP」（大阪市中央区西心斎橋1）地下1階の特設会場で12月7日、「尾崎豊特別展 OZAKI20（オザキトゥエンティ）」が始まった。

尾崎豊の直筆のノートを拡大

　10代の若者を中心に人気を誇り、1992年26歳の若さでこの世を去ったシンガー・ソングライター尾崎豊さん。1983（昭和58）年シングル「15の夜」とアルバム「十七歳の地図」でデビュー。代表作は「I LOVE YOU」「OH MY LITTLE GIRL」「僕が僕であるために」「卒業」など。同展は東京、名古屋に続き、大阪で初開催。

　会場では「彼が何を求め、何を伝えようとしたのか」を、直筆ノート、肉声、写真などで足跡をたどる。総合プロデュースは、無名の尾崎を見いだした音楽プロデューサー須藤晃さん、写真の監修は尾崎さんのオフィシャルカメラマン・アートディレクターだった田島照久さんが務めた。

　会場の壁面には、尾崎さんの等身大写真やメッセージが展示されたほか、直筆のノートの未公開部分や、肉声のテープ、幼少期から使用しデビュー曲「15の夜」を書き上げた学習机やギター、衣装が並ぶ。大阪で初めて公開される、衣装、写真、映像も。

　須藤さんは「この展示会は最初で最後。没後20年の節目として、尾崎が残したものをファンに見てもらい、もう一度その青春のころを思い出し、今のパワーに変えてほしい。尾崎を知らない人にも、若い人に支持され、社会現象にもなったアーティストがいたことを知ってほしい」と話す。

　開館時間は11時～19時30分（入場は18時30分まで）。入場料は、一般＝1,500円、中高生1,000円、小学生以下無料。12月30日まで。