大阪・南船場の写真ギャラリー「NADAR（ナダール）/OSAKA」（大阪市中央区南船場3、TEL 06-6251-8108）で3月25日～30日、「ナダール写真学校」が開かれる。

暗室でのプリントも体験できる

　写真に関連するさまざまなワークショップを連日開催する同イベント。2010年に初開催し、今年で5回目。同ギャラリーでは日頃から、写真展のほか、さまざまな講座、ワークシヨップなどを開いており、その中でも特に人気の高いテーマを集中的に開講するもの。「ランチバイキングのように、さまざまな写真体験を広げていただければ」（同ギャラリーの橋本大和さん）と企画した。

　ギャラリー運営を通じて得た、展示会のスケジュール管理、写真のセレクトなど「展示すること」にポイントを置いた「写真の飾り方（見せ方）教室」「写真展の作り方教室」や、独学では少し敷居が高い「暗室作業」にポイントを置いた「初めてのモノクロプリント体験教室」「環境に優しいモノクロ現像教室」「初めてのカラー暗室プリント体験教室」の5つのテーマでワークショップを開く。

　「写真教室は主に、写真の撮り方について取り扱うものが多いが、今回のイベントでは写真の撮り方に軸を置くのではなく、そこからもう一歩知りたいが、なかなか知るきっかけのないテーマを開く」と橋本さん。プリント体験については、「フィルムによる撮影や暗室での体験はデジタルカメラにも生かせる部分が多くあり、写真の大きな楽しみの一つ。過去の技術とするのではなく、いまだ変わりのない体験として多くの方に味わっていただけたら」とも。

　参加費は1,500円～5,000円で、ワークショップにより異なる。メールまたは電話で事前の申し込みが必要。各ワークショップのタイムスケジュールはホームページで確認できる。