観光交流スポット「Pivot BASE（ピボット ベース）」が9月3日、中座くいだおれビル（大阪市中央区道頓堀1）1階にオープンする。運営はJTBグローバルマーケティング＆トラベル（東京都品川区）。

オープニングセレモニーの様子

　同店は、JTBと道頓堀ナイトカルチャー創造協議会が「道頓堀観光DX化計画」の一環として始める観光スポット。「地元の人と観光客の交流」をコンセプトに据える。

　店舗面積は約120平方メートル。席数はテーブル42席、カウンター8席。各テーブルやカウンターにタブレット18台を設置し、オリジナルストーリーのユーザー参加型ドラマコンテンツを視聴できるようにする。店内入り口付近に設置する自立型サイネージには、生野コリアタウンや北浜などローカルエリアの街歩き動画を流し、店名などのアイコンをタップすると表示するQRコードをスマートフォンで読み込むと詳細を確認することができる。常駐する多言語対応のトラベルコンシェルジュが選んだSNSに投稿された情報をハッシュタグ収集サイネージに表示する。190インチ相当の4面マルチディスプレーでSNSに投稿された情報もリアルタイムで表示する。

　店内のカフェでは、軽食やソフトドリンクなど30種類以上を1ドリンク制で用意する。道頓堀商店街が提供するテイクアウトフードのみ店内への持ち込みが可能。年内にはドリンクの月額制サービスの提供も計画しているという。

　1日に行ったオープニングセレモニーで、道頓堀商店会の上山勝也会長は「地元の人と観光客の新しい交流の場になればうれしい。アフターコロナのインバウンド（訪日客）回復と大阪・関西万博を見据え、観光客を迎える準備をしていく」と話す。

　営業時間は11時～23時（土曜・日曜、祝日の前日は24時まで）。