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スイスホテル南海大阪で水耕栽培菜園 採れた野菜はレストランで提供

レストラン「テーブル36」のエントランスに設置した水耕栽培装置

レストラン「テーブル36」のエントランスに設置した水耕栽培装置

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 スイスホテル南海大阪(大阪市中央区難波5)が2月21日、36階レストラン「テーブル36」で水耕栽培菜園の運営を始めた。

アカジソやミントを栽培する

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 食材の栽培・調達の考え方を変えることを目的に、昨年から農薬を使わずにホテル内で栽培できる水耕栽培装置を試験的に導入。今回は台数を11台に増やし、うち3台を水耕栽培菜園「The Sky Farm」として同レストランのエントランスに設置した。水耕栽培したハーブや野菜は、同ホテル内のレストランで提供する。

 水耕栽培装置は1台5段から成り、最大で約540株の苗を育てることができるという。栽培方法は、種をスポンジに植え発芽させてから装置に移してLEDライトを当てる。根を張った順に装置のパレットに植え替え、成長を待って料理に使う。現在は、バジルやミント、アオジソなどのハーブ類やピコティーやビオラなどの花を栽培している。

 「テーブル36」では、「The Sky Farm」で栽培した野菜をスープやパスタに使うディナーコース「コースディナー with アンリミテッド シーズナル サラダ」(8,500円)を提供。サラダは6種類で、「イチゴとビーツのサラダ」やモッツァレラチーズが入った「チェリートマトのサラダ」、マスタードソースであえた「シーフードサラダ」などをそろえる。

 同レストランのヘッドシェフ・吉田博人さんは「都会に居ながらにしてフレッシュな野菜やハーブを楽しんでもらえる。食料生産に対する考え方が変わるきっかけになれば」と話す。

 営業時間は、6時30分~10時30分、11時30分~15時(土曜・日曜・祝日は15時30分まで)、18時~21時30分。

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