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高島屋大阪店に玄米デカフェ コオロギスナックや「SDGs」なラムネも

店頭で販売する玄米デカフェ

店頭で販売する玄米デカフェ

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 社会課題をビジネスで解決する「MNH」(東京都)が4月12日、高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)地下1階「高島屋ファーム」に期間限定店をオープンした。

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 社会課題の解決を目指し、食品の商品企画、製造・販売を手掛ける同社。東京と山形に自社工場を持ち、NPO法人と協力しながら引きこもり経験のある人や、働く場所が見つかりにくい人を積極的に雇い入れる。工場では、ベルトコンベヤーなどを使い商品が絶え間なく流れてくるようなライン生産でなく、スタッフやチームのペースでできるバッチ生産という方法を採用する。高島屋ファームには昨年6月に初出店し、今回が2回目。

 店頭では玄米を焙煎(ばいせん)した玄米デカフェ(18日まで)や、コオロギスナック、ラムネ(以上、19日~25日)を販売する。小澤尚宏社長は「玄米デカフェは、2012(平成24)年から観光客向けに山形で製造・販売していたものの、コロナ禍でもそれほど消費が落ち込まなかった。『ギフトではなく、日常利用されているのでは』と考え、2021年にリニューアル。商品数を増やすなどした」と話す。

 一方で、新作となるラムネ「メメントボンボン」(8個入り、360円)はギフト利用を想定。メメントは英語で「思い出」、ボンボンはフランス語で「お菓子」を意味し、ハートやプレゼント、イチゴなど12種類の柄を用意する。「いずれは芸術活動に携わる障がい者が手がけるイラストをプリントし、支援につなげたい」と小澤社長。期間中に販売する商品は全て自社工場で生産する。「お中元やお歳暮といった大きなギフトではなく、日常の中にもうれしい日や節目となる日はある。そういった日に贈る『プチギフト』として使ってもらえたら」と話す。

 営業時間は10時~20時。今月25日まで。

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