南船場のギャラリー「壹燈舎」でギャラリー「ナダール」のスタッフ展

約100枚の写真をつないだ大きな作品も

約100枚の写真をつないだ大きな作品も

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 南船場の写真ギャラリー「壹燈舎(いっとうしゃ)」(大阪市中央区南船場2、TEL 06-6121-6202)で現在、写真展「しゃしんのそばで」が行われている。

写真教室の講師による写真も

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 同展は、同ギャラリーが開設1周年を記念して行っている企画展で、南船場の写真ギャラリー「NADAR(ナダール)」(南船場3、TEL 06-6251-8108)のスタッフ7人が撮影した写真を展示するもの。ナダールは東京・渋谷にもギャラリーを運営しており、写真展のほか写真教室なども行っている。

 ナダールを主宰する林和美さんは、普通に露光した印画紙に、もう一度全体的に露光した不思議な写真を展示。マネジャーの橋本大和さんは白い額に入れられた風景、波、置物など18点の写真を展示、それぞれの配置にもこだわりを見せる。スタッフの村上沙織さんは小豆島で撮影した風景を、同じくスタッフの井上尚美さんはホルガカメラで撮影した写真21点を、カラーコピーを用いて表現した。

 そのほか、ナダールで写真教室の講師を務める田川梨絵さんは、印象的な表情の女性写真2点を展示、同じく講師でプロカメラマンとしても活躍するみやちとーるさんは、約100枚の写真をつないで1つの大きな作品として仕上げた。元スタッフの山下智史さんは地元・びわ湖の波の様子を撮影した。

 壹燈舎は、銀塩モノクロ写真歴30年余りの杉本征克さんが昨年4月に開設した。9年ほど前から「ナダール」に通うようになり、同ギャラリーに写真を出展するなどしていたが、2年ほど前から自らもギャラリーを開設したいと考え、ギャラリーが集積する南船場で物件を探したという。

 営業時間は12時~19時。月曜定休。4月25日まで。

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