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南海新型特急「サザン・プレミアム」、9月1日導入へ-各車両に防犯カメラも

新型特急「サザン・プレミアム」

新型特急「サザン・プレミアム」

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 南海電鉄は9月1日、南海線に新型特急車両「12000系」を導入し、特急「サザン・プレミアム」として営業運転を開始する。

特急「サザン・プレミアム」客室内のイメージ

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 同車両は、難波から和歌山市・和歌山港を結ぶ有料特急「サザン」として、現在使用されている「10000系」車両を改善した新型車両。4両編成を2編成(合計8両)導入し、1編成あたり242席を設ける。「ミナミへ新しい波を起こす」をコンセプトに、車体にブルーとイエローのラインをあしらい、「大阪湾岸・和歌山へ押し寄せる人と車両の波」と「全国から大阪ミナミへ押し寄せる人の波」をイメージする。

 シャープの「プラズマクラスター技術」を大手私鉄で初めて採用、各車両の天井に9~12台ずつ設置することで、ウイルスの作用を抑制するとともに、カビ菌などを分解・除去するという。座席のヘッドレストは頭部を包み込む形状とし、座席幅も25ミリ広げ460ミリに拡幅。そのほか各座席の背面下部などにAC電源を設置、パソコン利用に対応した大型テーブルも設置するなど、居住性・利便性の向上を目指す。

 同社では、同車両の導入にあたり、車掌など女性社員160人を対象に「特急に設置してほしい設備」についてアンケートを実施した。その結果、要望の高かった「多目的室」を4号車に設置し、着替えや授乳の利用を想定する。各車両の乗降口付近には、迷惑行為の防止を目的とした防犯カメラを設置する。

 また同社では9月1日から、全ての列車を全面禁煙にする。これまで特急「サザン」「こうや」「りんかん」に設けている喫煙車両を撤廃、一般車両を含む全列車が禁煙となる。

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