心斎橋に米・腕時計ブランド「フォッシル」直営店-国内初の路面店

店内にはゆっくりできるスペースを設けた

店内にはゆっくりできるスペースを設けた

  • 0

  •  

 フォッシルジャパン(東京都渋谷区)は2月11日、心斎橋に初の路面店「フォッシル心斎橋店」(大阪市中央区心斎橋筋1、TEL 06-6281-5876)をオープンした。

丑年にちなんで「牛」と読める時計専用の缶パッケージ「TIN CAN(ティンカン)」

[広告]

 1984年に米テキサス州ダラスで誕生したフォッシルは、1950年代のアメリカンデザインをヒントにスタート、デザイン性を重視した腕時計で急成長を果たした。アクセサリーの一部としての時計を目指し、バッグなども取り扱っている。購入した腕時計は、購入客が自由に選ぶことができる「TIN CAN(ティンカン)」と呼ばれる専用の缶のパッケージに入れられることでも知られている。

 心斎橋店は昨年11月の西宮ガーデンズ(兵庫県西宮市)、12月のユニバーサル・シティウォーク(此花区)への出店に続いて、国内5店舗目の直営店。同社のケン・リーさんは「他人と違うものを身に着けたい大阪の人に受け入れられている」と話し、「特にミナミは若い人だけでなく老若男女、トレンドに敏感な人が集まってきている」と分析する。

 3階まで吹き抜けのゆったりとした店内は、1階に時計やバッグ、アクセサリーなどを取りそろえ、2階にはリペアセンターを備える。店舗面積は60坪。腕時計は常時500種類程度を扱い、毎月20~30%の商品を入れ替える。ほかにバッグも150~200種類程度を展示、年5回は大幅な入れ替えを計画する。2階のリペアセンターでは電池交換を依頼することができる。アメリカの店舗では、リペアセンターで電池交換を依頼、その際、時計も併せて購入する客が多く、同店でもその需要を見込んで設置した。

 リーさんは「直営店だからこその品ぞろえを目指した。選択の幅が広いからこそ、好きなデザインが必ず見つかるのでは」と話す。来店客は10代後半から60代まで幅広い。「男性ブランドのイメージを持たれがちだが、女性向けの商品も多く取り扱っている。女性の来店がポイントになる」とリーさん。同店を「アジアでフォッシルブランドを知ってもらうための拠点にしたい」(同)と抱負を語る。

 営業時間は11時~21時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース