タワーレコード難波店（大阪市中央区難波千日前、TEL 06-6645-5521）6階で1月14日、アートディレクター・藤岡宇央さんのシルクスクリーン展「TAKAO FUJIOKA JAZZ ART EXHIBITION SILKSCREEN PRINTING WORKS」が始まった。

海外のジャズフェスティバルのポスター作品なども展示

　藤岡さんは1978（昭和53）年大阪府生まれ。20代後半にジャズの世界に魅せられ、2006年にジャズ専門のグラフィックデザイン事務所「JAZGRA」を設立し、国内外のジャズアーティストのレコード・CDのジャケットデザインやイベントのアートワークを手掛ける。2008年にニューヨーク「The Jazz Gallery」で1年間にわたり個展を開催したほか、2011年にポーランドのジャズフェスティバルのポスターを担当するなどグローバルに活躍。

　2009年4月に関西ジャズシーンに特化したフリーペーパー「WAY OUT WEST」を創刊、表紙に自身がデザインするジャズのイラストを掲載するほか、2009年から3年間「ジャズ批評」誌の表紙絵を手掛けるなど、ジャズに関連するイラスト作品を数多く発表。昨年からシルクスクリーンによるジャズイラストを制作している。

　同展には、藤岡さんのシルクスクリーン作品13点のほか、イラスト作品も展示する。「シルクスクリーンはアナログ的な発色で、パソコンでは再現できない温かさがある」と藤岡さん。「昔ジャズが最先端だったころには、ファッションとアートと音楽が結びついてシーンを作っていた。今はジャズの絵を描く人が少なくなった。自分は楽器ができないので、絵を描くことで視覚的にジャズを表現できたら」とも。

　営業時間は11時～23時。2月28日まで。