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ニコニコのり、おにぎらず専門店「笑屋」初出店 のりの食べ方を提案

「笑屋NICO-YA」店内の様子

「笑屋NICO-YA」店内の様子

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 南海今宮戎駅近くに10月1日、おにぎらず専門店「笑屋(にこや) NICO-YA」(大阪市浪速区敷津東3、TEL 06-6648-2525)がオープンする。

「おにぎらず」は常時5種類を販売する

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 のり専業メーカーのニコニコのり(同)が、本社1階に初の直営中食店としてオープンする。1921(大正10)年創業の同社が間もなく100周年を迎えることから、「新しいムーブメントを起こしたい」(白羽清正社長)と、2015年にブームとなった「おにぎらず」に焦点を当て、のりのおいしさを伝え、のりを中心としたメニューを提案する接点として、同店のオープンに至った。

 のりは4期連続で不作となっており、同社でも3年連続で値上げをしてきたが、売上そのものは順調だという。一方で「おにぎらず」ブームは落ち着き、市場シェアの8割を占める同社の「おにぎらず専用のり」の売上は減少傾向にあるという。しかし「おにぎらず」はインスタ映えすることや、認知度が8割あるにもかかわらず、実際に作ったり食べたりしたことがある人は3割にとどまることから、「伸びしろがある」(白羽社長)という。

 店舗面積は約5坪で、テークアウトのみ。メインターゲットは20~30代の主婦層。サブターゲットとして、部活帰りの学生の「補食(ほしょく)」や、塾帰りの学生の「塾飯(じゅくめし)」としての利用も想定する。

 「おにぎらず」は常時5種類販売する。オープン当初は、「ツナマヨRich」(200円)、「とろとろオクラとあっさりささみのヘルシー梅和え」(230円)、「ジューシーだし巻きとうま味たっぷりおかか」(270円)、「自家製辛みそ牛肉と彩り野菜のビビンバ」(同)、「まるごとぜいたく鮭と味わい深い塩昆布」(280円)を販売する。使うのりは「九州有明海産青のり入り焼きのり」。サクッとした歯切れを実現するため、のりはあらかじめ巻いておらず、食べる直前に巻くように別添とした。

 サラダ(190円、230円)、チキン南蛮(230円)、フリーズドライのみそ汁(3袋入り、490円)、お茶(120円)、ビール(260円、360円)も販売する。

 営業時間は10時~17時。土曜・日曜・祝日は休業。

 同社では同店の積極的な多店舗展開は考えていないが、近隣のターミナル駅での販売や、移動販売は予定しているという。

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