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南船場の老舗昆布店「小倉屋山本」が創業以来初の米菓 富山の製菓と共同で

創業以来初の米菓「うまみせんべい」を開発した小倉屋山本

創業以来初の米菓「うまみせんべい」を開発した小倉屋山本

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 昆布の加工・販売を手掛ける「小倉屋山本」(大阪市中央区南船場4)が1月28日、「うまみせんべい」の販売をグランドキヨスク新大阪(大阪市淀川区西中島5)で始めた。

うまみせんべい

 小倉屋山本は山本利助が1848(嘉永元)年、新町橋の近くに創業したのが始まり。昆布を炊き込み、乾燥させた「えびすめ」が有名で、3代目社長の実妹だった山崎豊子さんの小説「暖簾(のれん)」のモデルにもなっている。

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 生産者の高齢化や海水温の上昇、食生活の変化などで生産量・消費量が共に減っている昆布。広報の後迫美乃里さんは「昆布の『うま味』を発信する方法を以前から探っていた」と話す。昆布の魅力を新たな客層に届けるために、富山の米菓メーカー「日の出屋製菓産業」(富山県南砺市)と共同で「うまみせんべい」(12枚入り=648円、24枚入り=1,296円)を開発した。

 北海道・函館産の真昆布を中心に、しろえび、かつお節、煮干しなどからだしを抽出。ほどよい粘りとあっさりした甘味を持つ富山米「てんたかく」を使って気軽に食べられるせんべいに仕上げた。

 新幹線が止まる駅や空港、オンラインショップで順次販売を開始するほか、スーパーやドラッグストアなどへの展開も予定しているという。後迫さんは「今まで昆布に興味がなかった人が食べて、「うま味」に気づいてもらえたら」と話す。

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