アートイベント「ART SHINSAIBASHI（アート シンサイバシ）」が1月15日、心斎橋パルコ（大阪市中央区心斎橋筋1）と大丸心斎橋店（同）で始まった。

コシノヒロコさんの作品が並ぶ空間

　2021年、2回にわたり大丸心斎橋店本館で開催した同イベント。今回は、若手作家から国内外の有名作家まで現代アートを中心に約300点を集めた。新たに心斎橋パルコ14階にも会場を増やし、大丸心斎橋店PR担当によると、過去最大規模で開催しているという。

　メイン会場の心斎橋パルコ「SPACE 14」では、バンクシーやKAWS、ジャン・ミシェル・バスキアなど海外アーティスト、村上隆さんやファッションデザイナーとしても活躍するコシノヒロコさんの作品を展示。そのほか、海外で評価の高い日本のアニメーション「セル画アートコレクション」のコーナーを設置。セーラームーンやポケモン、ジブリなど国内外でよく知られる作品を展示する。心斎橋パルコでの展示は22日まで。

　第2会場の大丸心斎橋店本館「アールグロリューギャラリーオブオーサカ」では会期を前後半に分け、「ニック・ワォーカーと現代アート展」（前半＝12日～18日）と「山本雄教　個展」（後半＝19日～25日）の両展にそれぞれ約30点ずつ作品を展示する。

　第3会場の大丸心斎橋店本館1階 御堂筋側イベントスペースではSKYさんや村上隆さんなどの作品を展示する。25日まで。

　　大丸大阪心斎橋店営業推進部の木村真理子さんは「昨今はファッションブランドとアートがコラボするなど、若年層にとってもアートが身近になってきている。若年層がよく訪れるパルコも会場とし、現代アートをたくさん展示している。幅広い世代に訪れてほしい」と話す。

　3会場とも開催時間は10時～20時（最終日は16時閉場）。入場無料。