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新町の手打ちうどん教室で「年明けうどん」作り ピンク色の麺に

手打ちうどん教室の様子

手打ちうどん教室の様子

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 手打ちうどん体験教室「イリコスキー製麺所」(大阪市西区新町1、TEL 06-6648-8739)で12月24日、香川県で正月に食べる風習のある「年明けうどん」を作る体験教室が始まった。

持ち帰ることができる「年明けうどん」セット

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 同体験教室は、香川県出身で、大阪市内でウェブ関連の会社を経営する山下良さんが2013年6月に開設した。高校を卒業するまで住んでいた香川県で当たり前のように食べていたうどんのいりこだしの味が大阪にはなかったことから、20年前より自分でうどんを打ち始め、15年前に納得のいく味を完成させた。

 「さぬきうどんはコシのある麺というイメージが強いが、実際には柔らかいものもある。むしろ、いりこの素朴でエグみや苦みのある、田舎風のダシの味にこだわっている」と山下さん。夢だったうどん店の開業には至らなかったが、手打ちうどんのネット通販と、手打ちうどん体験教室をスタートさせた。

 体験教室では、塩と水、香川県から取り寄せた中力粉を用い、通常は丸一日かけて作るうどんを、工程を簡略化し約2時間で作る。参加者はファミリー層が多いが、学生カップルや、仕事帰りの会社員の利用も多いという。「年明けうどん」には赤いものを入れておく風習があるため、麺に紅麹(べにこうじ)を入れ、ほんのりピンク色に仕上げる。

 24日の回に参加した、飲み友達だという6人の男女グループは「以前にも参加したことがあるが、前回よりも上手にできた」「麺棒で伸ばしたり、包丁で切ったりするのが楽しかった」と感想を話した。

 参加費は1組(4人まで)につき4,500円で、5人前分のうどんと、かけうどんのダシを持ち帰ることができる。10時~、13時~、16時~、19時~、の1日4回開催する。来年1月7日まで。

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