ライブイベントで伝統生地「播州織」をPR-FM大阪が企画

イベント(ファッションショー)の様子。会場のテーブルクロスには、チェック柄の「播州織」が使用された

イベント(ファッションショー)の様子。会場のテーブルクロスには、チェック柄の「播州織」が使用された

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 FM大阪は2月24日、兵庫県・播州地方の伝統生地「播州織」をPRするライブイベントを難波のライブカフェ「フラミンゴ ジ アルーシャ」(大阪市浪速区桜川1)で開催した。

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 「播州織」は、兵庫県・播州地域に伝わる、220年の伝統を持つ先染め織物。張りのある質感が特長で、ANAの制服やバーバリー製品などにも採用されている。産地である兵庫県・八千代町商工会やFM大阪、アメリカ村の情報誌「アメムラプレス」などが参加する「播州織リバイバル事業」は、「播州織」のエコクロス(生地)としての魅力のPRと街の活性化を目指し、2007年度より3カ年計画として取り組んでおり、同イベントは1年目の総決算となるもの。

 FM大阪の番組「なんMEGA!」では、同地域で眠ったままのビンテージクロス(在庫品)をアーティストがデザインし、リユースしたものを紹介。35組70人のリスナーを招待した同イベントでは、エコクロス作品の展示や賛同アーティストによるライブ、エコに関するトークショーが行われた。そのほか、風呂敷研究家の山田悦子さんによる結び方のレッスンや、エコクロス・ファッションショーなども。

 風呂敷を使ったギフトラッピングやバッグなどを数多く制作する山田さんは「包んだ後捨てるだけの包装紙とは違い、風呂敷は結んでいるだけなので何度でも使え、環境にも優しい。布1枚の可能性を皆さんに知ってもらいたい」と話し、基本の結び方である「真結び」を来場者に披露した。その後行われたファッションショーでは、播州織のエコクロスを取り入れたファッションに身を包んだモデルが登場し、会場をわかせた。

 同事業では今後、若手デザイナーとのコラボレートや生地提供、海外進出などを視野に入れ、取り組みを進めるという。

アーティストが制作したエコクロス作品(関連画像)FM大阪、なんば発の新番組-街中で直撃インタビュー企画も(なんば経済新聞)FM大阪兵庫県 八千代町商工会ブログ

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