金製品を展示・販売するイベント「大黄金展」が3月6日、高島屋大阪店（大阪市中央区難波5）7階で始まった。

最高値更新を知らせる張り紙

　金の販売・買い取りなどを手がけるSGC（東京都中央区）が企画し、全国の百貨店を巡回する同展。インゴットの分割加工や、金、銀、プラチナの買い取りにも対応する。

　仏像、仏具、和洋食器、置物など1000点以上の金製品を展示・販売する。高価格帯のものから、しおり（0.3グラム、9,130円）など買いやすい価格の商品もそろえる。今回は純金のレリーフ「昇龍（しょうりゅう）」を特別展示。高さ2.6メートル、重さ26キロあり、金工芸家の遠藤兆映さんが手がけた。広報の横澤直美さんは「参考価格として16億5,000万円としており、希望があれば販売する」と話す。

　田中貴金属工業の発表によると、金の店頭小売価格は6日時点で1万1,320円と最高値を更新。会場ではそれを知らせる張り紙も貼られていた。友人と訪れた30代の女性は「自分の周りでも、金製品を持っている人は増えている印象。こういう場所に来ることは少ないが、どれもデザインが細かく驚いた」と珍しそうに眺めていた。

　開催時間は10時～19時（最終日は18時閉場）。今月11日まで。