子どもたちの非認知能力向上を目指す体験型プログラム「ダヴィンチマスターズ」が9月27日、関西外国語大学(大阪府枚方市)中宮キャンパスで開かれました。英語国際学部の佐古和枝教授、外国語学部の中西裕見子准教授をはじめ、本学の卒業生も講師として登壇し、小学生に、自分で考え、学ぶ楽しさを伝えました。

▲子どもたちと講師が対話をしながら授業が進められました
「ダヴィンチマスターズ」は、一般社団法人ダヴィンチマスターズが主催する、小学生向けの体験型教育プログラムです。大学教授や各分野の専門家が講師となり、理数系やアートなどを題材にした体験を通して、思考力や自己肯定感などの非認知能力を育むことを目指しています。全国の大学などで開催されており、関西外国語大学では今回が初めての開催となりました。
この日は「大昔にタイムスリップ」「紙ひこうきが大へんしん!? ドローンの飛ぶヒミツをさぐろう!」など4講座が開かれ、約240人の小学生と保護者が参加しました。
「大昔にタイムスリップ」は、それぞれ考古学が専門の佐古教授と中西准教授、元関西外大准教授の土井正樹・関西学院大学准教授が講師を務めました。最初の講座では、4万年前の旧石器時代がテーマです。3人の講師は、それぞれの専門分野の日本、ヨーロッパ、南米の当時の人々の暮らしや、人類がどのように世界に分散し広がっていったのかを、「どうやって大きな海を越えたと思う?」「舟を使ったのかな?」などと子どもたちと対話をしながら授業を進めました。

▲「大昔にタイムスリップ」講師の(左から)佐古教授、中西准教授、関西学院大・土井准教授

▲石器を使って紙を切る実験に取り組みました
授業の終わりには、黒曜石やサヌカイトから作られた石器を使って紙を切る実験が行われました。
子どもたちは慣れない手つきで石器を持ち、こわごわと紙にあてていましたが、上手に切れると「やった」「こんなにきれいに切れた」と笑顔を見せていました。
「紙ひこうきが大へんしん!? ドローンの飛ぶヒミツをさぐろう!」は、本学の外国語学部を2010年に卒業し、株式会社ドローンアップ代表取締役を務める大西健太さんが行いました。身近な紙飛行機を使った実験を通して、飛行の仕組みを学び、ドローンなどの最新技術についても体験的に学びました。

▲大西先生の授業では、紙飛行機を使って飛行の仕組みを体験しました

▲色とりどりの紙飛行機を飛ばす子どもたち
子どもたちは、素材や形状の違う紙飛行機や、クリップをつけて前方に重心を傾けた紙飛行機を作り、実験に臨みました。実際に飛ばして比べることで、これらの違いが飛距離や滞空時間に影響することを体感しました。
最後に、大西さんがドローンの操縦を実演しました。ドローンはタブレットやコントローラーで操縦できるほか、プログラミングによって自動制御することもでき、ドローンショーなどにも活用されていることを紹介しました。身近な紙飛行機から最新のドローン技術へと話を広げ、テクノロジーの進歩について伝えました。
教室では、先生からの問いかけに、子どもたちは勢いよく手を挙げて答えるなど、笑顔と好奇心があちこちにあふれていました。
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▲会場となった中宮キャンパスにある教室棟2号館
「GO FOR it! 語学の、その先へ。」
関西外国語大学は、世界55カ国・地域の432大学(2026年10月現在)に広がる海外ネットワークを活かし、年間約1,300人の学生を海外へ送り出しています。大阪府枚方市にある2つのキャンパスでは年間約1,100人の留学生を受け入れており、日常的な国際交流が行われています。
語学力をベースに、文化や政治、経済など「+α」となる多様な専門分野を学ぶ教育体制を整えています。学生個々人の興味・関心に応じた、米国公認会計士の資格取得をめざす教育プログラム「USCPA Pathway Program」などの多様な学修を展開。学生は語学の先にある専門性を身につけ、これからの時代と社会の要請に応える確かな力を育んでいきます。